TKG PRIVATEERS RALLY PROJECT

ラリーにプライベーター参戦する日々を綴るブログ

Rally Monte-carlo Historique2020 その6

2月1日  天気:曇り→雨

予定:ビュイレバロ二でサービス→ケータリング買い出し→Valenceで夕飯準備

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クルテゾンのCP

サービス地点のビュイレバロに到着し、サービス予定時刻まで9時間ほど時間があったのでサービスカーで仮眠。
7人乗車で寝ると狭い・・・。
仮眠を取っているところに電話があり、競技車はクルテゾンのCPに設定時刻の3時間前くらいに到着予定なので、そこにサービス地点を変更するという連絡だった。
せっかく陣取ったのに移動だ。

目をこすりながら移動して競技車到着予定時刻の1時間半前に到着。
来た道を戻る方向だったので、少しトーンダウンしたがなんとか頑張る。
競技車が思いのほか早く来ているという情報だったので、
急いでサービス地点を探さなくてはいけなかったが、
去年、町の入口にある待避所でサービスがあったことを思い出しそこに向かう。

到着。良かった!誰もいない、広いので4台を安心してサービスができる。
携行缶の配置や工具を準備したりして競技車の到着を待つ。
通り過ぎる他のエントラントが手を振ったり、クラクションを鳴らしてくれる。
アジアから来た黄色のジャケットの我々は名物になっているようだ。

そうこうしているうちに各車バラバラとサービスイン。
3時間ほど余裕があったので、サービスにかけられる時間は十分すぎるほど。
車両を見ている間、クルーはベンツVクラスで寝てもらう。
途中、ホンダ学園の先生率いるサービス部隊も合流したので、盤石の体制だった。

<各車の状況>
チェリー:最初に到着。タイヤの感触よくない。アライメントが狂っている感触、タイヤにパンク修理剤が入っていたためと思われるが、(大会前に雪がないとわかったため、スタッドを抜いた際、空気が抜けたため修理剤で補修)トーを修正。左右空気圧に差をつけたらよくなった。
ラリコンの電源が落ちる問題があったが、修理完了。基板と筐体の相手にビスが4本ほど転がっており、基板の裏側の半田に接触してショートしていた模様。

レビン:モバイルバッテリー足りないので、ベンツで充電した。出発時に充電したまま、クルーに渡すのを忘れてしまい、後からクルテゾンのCPまで追いかけて渡すことができた。クルーもサービスも睡眠不足のため、忘れないように車のステアリングとかにメモして貼っておくべきだった。

シビック・トレノ:問題なく軽い整備のみでパスしていった。先にクルテゾンに行って寝るとのこと。

 

全車サービス後、モバイルバッテリーを渡し忘れたのでクルテゾンまでお届け。
ついでに、朝ごはんの軽食(ココアとクロワッサン)を主催者にもらって回復。
去年参加した際にここで軽食が得られることはリサーチ済なのだ。

その日は我々のサービス班が担当するサービスはこの地点のみだったため、夕飯の準備のためヴァランスに移動した。
ラリー中も外食していては食費がバカにならないため、自炊なのだ。
フランスは夕食を外で食べると安くても1000円はくだらない。チーム員の数を考えると相当な金額だ。

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この日の夕飯はミネストローネ

時間にかなり余裕があったため、ゆっくりと高速を移動したが、どうにも眠い。気づいたら、運転している私以外の全員が寝てしまったので、さすがに危ないと感じて、途中サービスエリアで1時間ほど仮眠してから、ヴァランスへ移動。

ヴァランスのINTERMARCHE(大手スーパー)で買い出し。
残った野菜(前の宿から食材も運んでいるのだ)を処分するためにミネストローネを作ることに。他にはもも肉の照り焼きorカレー風味焼きの予定。

宿に到着してチェックイン。こちらも去年使った宿で5人ほどで泊まれるロッジを何軒か借りている。

早速料理開始。私はチキン焼き担当に。
レンジで5分チンしてから焼き目をつけて、玉ねぎと一緒に焼き鳥ソースをかけて炒めて完成。普段、料理をしないのでこれくらいが限度なので許して欲しい。
宿にいついている野良猫がしきりにおねだりをしてきたので鳥の骨をあげたら喜んで食べていた。

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焼いたチキン

 

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宿にいついた野良猫

 

その後は他のサービス班達に夕食を配ったり、パルクフェルメにクルーを迎えに行ったりして、長い長いコンセントレーションが終わったのだった。(つづく)

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パルクフェルメの近くで整備するエスコート

<おまけ>
上の車両のサービスメンバーと目があったので、とりあえず話しかけてみたら、ミッションブローして、その破片が後ろに伴走していたサービスカーのフロントガラスに直撃したそう。

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ミッションオイルだらけのサンプガードが悪臭を放つ

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ミッションの破片が直撃したサービスカー、まるで銃撃にあったようだ