Rally Monte-carlo Historique 2020 その3
1月29日 天気:晴れ レッキ2日目
予定:ニース→SR14ブロー峠→SR15チュリニ峠→ビルフランシェ→ニース空港でレンタカー借用
この日はFinal Legのコースを海野さんと引き続きレッキ。
名物ステージのチュリニ峠、ブロー峠はヘアピン続きでアベに乗れないことで有名。
しかし、今年は暖冬の影響で雪があまりないのでアベレージ(50kph近辺)に乗れそうかどうか試走して確認することにした。
前日とまったホテル
・ニースからSR14(ブロー峠)へ
ニースから高速道路A8を通り、出口59マントンMENTONで降りた。ブロー峠に向かうが、10kmほどで土砂崩れで向かえず。
脇の細道を行くとブロー峠へ行けるらしいが、良く分からない細道を行きたくないので、
A8を逆走し出口55に戻りD2204でブロー峠へ。峠道のつづら折りを通って無事に到着。
ブロー峠
・SR14
雪は殆どなく、草むらに多少雪が残る程度でほぼドライターマック。
前半の林道風のコースはコーナーがきつく、相変わらずアベレージに乗れない。
中盤、後半は森の中を走っていくような道でコーナーはそれほどきつくはないが道が細くラインがとりにくい。
中盤(ドン付き右)からはいつもの万里の長城がガードレールになったチュリニの名物コースでアベには乗れたような感じだった。
・SR15
チュリニ峠側の万里の頂上コース。
前半のつづら折りはアベに乗るのが難しいが、中盤、後半にかけて問題なく乗れそうなコースだった。
去年の逆走だったらしい(下図参照)。
頂上の交差点の分岐の図、本番ではここにギャラリーが集まる
頂上のレストランのところで停止して写真撮影していると、レストランの主人が現れて話しかけてきた。
「お前らは日本人か?」
「そうだ」
「いいものを見せてやろう」
「(なんだろう・・・)」
「ワンワン!ワンワン!」
主人が連れてきたのは秋田犬のチャンピオンだった。
どっかのアジアの国で開かれた大会で世界チャンピオンを取ったらしい。
フランスで秋田犬に会えるとは・・・。
こっちを向いてくれない。。。
秋田犬オーナーのお車にはしっかりと秋田犬が貼ってある
頂上の看板、意外に1600mしかないのだ。
そのまま下るとアベレージも余裕で乗れるようなコースで楽しめた。
雪がないチュリニ峠は楽勝な印象。
今年のRally Monte-carlo Historiqueはナビゲーター勝負になりそうだ。
名物のヘアピンコーナー、WRCのブラックマークが残る
ヘアピン後のストレートで記念撮影
万里の頂上から落ちると一気に谷底だ。死ぬんだろうなぁ。
・ビルフランシェへ
帰り道、ヘアピンコーナーが多くて疲れたが無事にビルフランシェへ到着。
ビルフランシェ・シュル・メールはニースからほど近い小さな港町で海産物が有名みたいだ。
到着するや否や、レンタカーを借りにニース空港へ出発。
向かうと、予約開始時刻を大幅に過ぎており車がないとのこと(学生のコミュニケーションミス)。
やむなく当日予約をするが1800ユーロを提示された。
予約時は660ユーロだったのにだいぶ高い。当日予約、車種変更のため値段が上がった模様。
副リーダーの学生はやむなしと契約しようとしているので、いったん静止してレンタカー会社のおじさんと交渉。
おじさんは日本に留学経験があるので日本語がペラペラ、そしてとてもいい人で色々と情報を教えてくれた。
どうやらネット予約の方が安く、翌日受け取りの方が安いらしい。
頼み込んでおじさんのスマホでネット経由で予約してもらう。
最終的に金額は860€+ドライバー1人につき84€追加になった。
車種がルノーの商用車ベースのバンからベンツのVクラスエグゼクティブの高級車に変わったのだから価格上昇は致し方ない。
1000€近くを無駄にしなくて良かった。
個人的には私がラリー中運転するクルマだったので、高級車に変更されてラッキー♪
レンタカー屋のルドヴィックさん、無理言ってすみませんでした!
そして融通利かせてくれて本当にありがとう御座いました!